公開日 2021年01月04日
更新日 2021年01月04日
「みたか市民活動・NPOフォーラム」は、市民活動・NPO団体の活動発表と交流の場として毎年秋に開催されています。
今年度は、コロナ禍の中、事前に参加団体に対してZoomやYoutubeの講座を提供したり、Wi-Fi環境やオンライン対応機器を整備したりと、新しい形を模索しながら準備を始めました。参加団体の主催イベントは、オンラインを中心に行われ、市民活動の紹介はリアルのパネル展示からオンライン上での展示に模様替えし、新しい生活様式の中での「みたか市民活動・NPOフォーラム」を、多くの方のご協力を得て開催することができました。
オンラインを活用した今回の開催は、会場に来られない方や遠方にお住いの方、海外の方ともつながることができ、withコロナ時代の大きな可能性を感じることができた有意義なものとなりました。
開催報告 1.NPO法人みたか市民協働ネットワーク主催事業
オープニング トークセッション「コロナ下での市民活動の課題、そして可能性」
開催日:10月3日(土) 参加人数:会場=29人、オンライン=13人
ソーシャルディスタンスの保たれた会場にも多くの方にお越しいただきました。
正満たつる子代表理事と河村孝三鷹市長のご挨拶の後、3つのテーマ【機種依存文字】コロナ下での課題【機種依存文字】「コロナ下でのよかったこと」【機種依存文字】「今後の可能性」について、3人のゲスト藤井智さん(認定NPO法人文化学習協同ネットワーク)、柳本文貴さん(NPO法人グレースケア機構)、山田久仁子さん(ピナット~外国人支援ともだちネット)より各団体の事例をお話していただき、それぞれのテーマごとに参加者がグループに分かれて意見交換、全体で情報共有といった交流会も兼ねた形で進められました。
クロージングセッション「プロボノ~あなたの経験とスキルが地域を変える~」
開催日:10月11日(日) 参加人数:会場=20人、オンライン=23人
地域には多くの課題が存在し、経験とスキルを持った地域の人材の社会参加による解決が望まれています。
そこで今回「プロボノ(社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門知識を活かしたボランティア活動)」をビジネスパーソンの社会貢献手法として切り開いてきた、嵯峨生馬さん(NPO法人サービスグラント代表理事)を講師にお迎えし、地域づくりを行うNPOなどのプロジェクトに「プロボノ」として多数関わっている田中洋さん、井の頭1丁目町会で「プロボノ」を活用して活動している竹上恭子さんのお二人のゲストに事例を伺いながら、プロボノについて学び、多様な地域参加のきっかけづくりについて考えました。
Zoomで参加された方々からも活発な質問が飛び交いました。
見逃すな!子どものSOS~子どもたちを社会で見守る~
開催日:10月11日(日) 参加人数:会場=7人、オンライン=22人
コロナ下で、子どもたちは自宅で過ごす時間が多くなり、いじめ、虐待、貧困など、子どもたちが発信しているSOSは見えにくくなってきています。
児童虐待や貧困の現場で向き合っている加藤雅江さん(杏林大学教授)とPTA活動やまちづくりにかかわってこられた進邦徹夫さん(杏林大学教授)をお迎えし、座談会と参加者同士の意見交換で、子どもたちを見守る地域づくりについて考えました。